ワンオラクル(1枚引き)とは
ワンオラクル(1枚引き)は、「ワン=1」のカードで「オラクル=神託・メッセージ」を貰う占い手法!
ワンオラクルとは、タロットカードを1枚だけ引いて占うシンプルなリーディング方法です。
「ワン=1」「オラクル=神託・メッセージ」という意味からもわかるように、1枚のカードから今の自分に必要なヒントや気づきを受け取るスタイルです。
カードの意味だけでなく、絵柄や直感からもメッセージを読み取ることがポイントです。
ワンオラクル(1枚引き)はどんなときに使いやすい?
ワンオラクルは、日常のちょっとした迷いや心のモヤモヤにぴったりな占い方です。
たとえば「今日一日どんな心構えで過ごすといい?」「このLINE、送るべき?」など、軽めのテーマに向いています。
時間がないときや、タロット初心者の練習にも最適です。
ワンオラクル(1枚引き)の占い方
まず心を落ち着けて、占いたいテーマを1つだけ明確にします。
「○○について教えてください」と心の中で問いかけながらカードをシャッフルし、1枚引きましょう。
出てきたカードの「正位置か逆位置か」「意味」「絵柄から感じたこと」などを総合的に見て、今のあなたに必要なメッセージを読み解いていきます。
ポイントは「当てよう」とするのではなく、「カードからメッセージを受け取ろう」と考え、向き合うことです。
ワンオラクル(1枚引き)は初心者しか使わない占術?
よく「一枚引き=浅い、初心者向け、上級者は使わない占い方」だと思い込んでる初心者さんが多いのですが、ぜんぜんそんなことないので安心してください!
人によっては、プロになってからも「私はワンオラクルしか使わない」「ヘキサグラムやケルト十字も色々試したけど、結局このシンプルなワンオラクルが一番馴染む」という人もいます。
ですので、まったく恥ずかしい占い方ではないので自信をもって使っていきましょう🙋♂️
タロット占い「ワンオラクル」を、より深くリーディングする7つのポイント
ここからはワンオラクルをより深く読むための7つの視点をお伝えします!
ワンオラクルはカード一枚に込められた情報をどれだけ深く掘れるかが勝負。
ちょっとした視点を加えるだけで、たった一枚のカードが、あたかも長編映画のように語り出します。
①「問いの質」を高める
ワンオラクルにおいては、とくに「どう質問するか」がめちゃ大事です。
占い以前にそもそも人間として当たり前のことなんですが、人は「ぼんやりしすぎてる質問」には答えられません。
質問をするときは、より解像度を高めて、詳しくはっきりした問いを立てることが大事です!
例えば「私はどうしたらいいですか?」という問いで占った場合、なんのカードが出たとしてもこっちもぼんやりとしか答えようがありません😇
愚者が出たから、自由にすればええんちゃうかな…
これ以上、何も言えませんよね笑
でももしこれが、「今私は彼氏と別れそうですごくショックを受けてて、これをなんとか平和に着地させたいと思うのですが、でも同時にやっぱり彼と別れたほうがいいんじゃないかという気もしてて、だっていままで4年付き合っててこんなにもうまくいってなくてこんなエピソードばっかりで…これらを踏まえたうえで、私はこれからどうするといいと思いますか?」という質問だったらどうでしょうか?
これで愚者が出たら…
「うん確かにそうかもしれない」
「あなたはもっと自由に生きていいのかもしれない」
「あなたは昔からなにかに縛られて生きていることが多かったのではありませんか?」
「であるならば、これからは自由に生きていいのではないでしょうか。その日は、まさに今日これから、この日からなのではないでしょうか」
みたいなイメージが湧いてきませんかね!
こんなふうに問いを「より具体的に」「より内面的に」設定すると、カードは核心を突いてくることが多いです🙆♂️
② カードの「数字」に注目する
大アルカナなら0〜21、小アルカナなら1〜10の数字に着目。
例えば「3」は成長・拡大、「5」は葛藤・試練など、数字には独自の象徴があります。
この視点を加えるだけで、ストーリーが立体的になります。
ここらへんはカバラ数秘の勉強もすると、より広げられるワードが増えるのでそっちの本も読んでみるといいですね🙋♂️
③カードの「エレメント」「星の対応」に注目する
実はタロットカードって、占星術の10天体、12星座、4大エレメントとかが割り当てられています!
愚者は風のエレメントそのもの(思考を意味する)、魔術師は水星(知性とコミュニケーションを意味する)とか…!
そこらへんの要素からイメージを広げていくのもありです!
これについては占星術の勉強もすると、より広げられるワードが増えるのでそっちの本も読んでみるといいですね!
④「絵柄の方向・目線」を見る
人物がどこを向いているか、何を見ているか。
後ろ姿なのか、こちらを見ているのか、それだけでも「受け身なのか主体的なのか」が読み取れます。
絵柄の細部を観察することで、直感的な気づきが得られることも。
⑤「カードの絵柄」から読む
ペンタクルの庭園、ワンドの荒野、ソードの嵐、カップの水辺…。
描かれている背景は、現実や心の状況を投影しています。
あえて言葉にせず、風景の“気配”を感じてみるのもリーディングの一歩。
⑥「ポジ・ネガ両面」を意識する
どんなカードも、光と影の両面があります。
「カップの5」は失望のカードですが、「残された2つのカップに気づけるか?」という再生のテーマもあります。
1枚から両方の側面を考えることで、より柔軟なメッセージになります。
⑦ 自分の「今の感情」と対話する
カードを見たときに湧いた第一印象や感情は、偶然ではなく大事なヒント。
「なぜこのカードにざわついたのか?」を問い直すと、潜在意識が語り出します。
ときにはカードよりも、その“反応”が答えかもしれません。
まとめ
ワンオラクルは1枚のカードから「どこまで深く掘れるか」が試されている占い❣️
この7つのポイントを意識すれば、たった1枚のカードが、自分の内側と静かに語りはじめるはずです✨
あなたのタロットが、もっと豊かで奥深い時間になりますように🌟